2014年8月31日 16時
「夢のあとに」サロン・コンサート
~パリで研鑽を積む若き音楽家によるフランスの小品を中心としたプログラム~
ヴァイオリン 國本樹里
ピアノ 山田磨依
先日シェア奥沢にて、ヴァイオリニストの國本樹里さんとコンサートに出演致しました。
また、朝倉晴彦様には曲目解説をしていただきました。
シェア奥沢とは、自由が丘にある民家を改築しコミュニティーの場として様々なイベントが行われているところです。
オーナーの堀内正広先生は多摩美術大学の先生で、お洒落な空間を作られています。
プログラム
1.エルガー:愛の挨拶
2.J・Sバッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番BWV1006より”ガヴォット”
3.グルック:精霊の踊りより”メロディー” (クライスラー編曲)
4.フォーレ:舟歌第3番
5.チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォOp.34
ティータイム
6.ポルディーニ:踊る人形 (クライスラー編曲)
7.プーランク:ヴァイオリン・ソナタ
8.フォーレ:夢のあとに
アンコール ショスタコーヴィチ:4つの前奏曲より 第2番、第4番
今回はサロンコンサートなので、親しみやすい小品を中心に考えました。
愛の挨拶は解説にもありました様にエルガーが恋人へ婚約記念に贈った曲です。
愛に溢れているメロディーで、演奏していても幸せな気分になりました。
前半後のティータイムでは、私達もパリ・セヴェイユのタルトと紅茶をいただきました。
普段こうして本番中にお茶をいただける機会というのはなかなか無く、ほっと癒されました。
後半のプーランクのヴァイオリンソナタは、ヴァイオリンの國本さんと何度も何度も話し合って作っていった思い入れが強い曲だったのですが、これが最後の演奏となるので特に気合いが入りました。
そして、本編の最後に今回のタイトルでもある「夢のあとに」を演奏しました。
ロマン・ビュシーヌによる詩の朗読を朝倉様にしていただき、その余韻の中で演奏することが出来、とてもいい雰囲気の中、締めくくることが出来ました。
終演後は、スタッフの方々が作ってくださったフランス料理を囲み、シャンパンでの乾杯と共に交流会が始まりました。
皆様とお話することが出来て、素敵な時間になりました。
皆様温かく、アットホームで和やかなコンサートとなりました。
お招きいただき本当に有り難うございました。
シェア奥沢ではこれからも生演奏のコンサートなどの様々なイベントが予定されているそうです。
この夏のコンサートシリーズはついに終わってしまいましたが、
この経験を励みにまた沢山の方々にお聴きいただけるように頑張ります。